2006年 01月 24日
私が、この佐藤雅子さんの”私の保存食ノート”と”私の洋風料理ノート”を知ったのは、 ある雑誌でわたくしの大好きな料理家の高山なおみさんが、 心に残る料理本として、紹介されているのを目にしたことからでした。 縁というものを感じますのは、このようなときでしょうか。 わたくしの勤め先の近くに古本屋さんがございます。 いつもは、男性向けの雑誌が多いため、なかなかに近寄りがたい雰囲気なのですが、 ふと店先のワゴンに目をやると、あの2冊が・・・ あまりの偶然に我が目を疑いましたが、迷わず手に取り、お会計を済ませると、 ¥200-とのこと。家計を預かる主婦といたしましてはうれしい限りでございました。 体の調子の良くないときの楽しみといえば、読書に尽きることと思います。 読み進みますと、 ・・・何度作ってもしゅうとめの気に入るようなものができず、落ちる涙がパイ皮の上にガラス玉のように光ったこと・・・ など、美しい文章が続くのでございます。 わたくしのように、花粉症で鼻水が落ちそうになっただとかとは、まるで、月とすっぽんのような違いでございます。 実を申しますと、まだこのレシピではお料理をしたことがないのですが、お料理をせずとも、 読み物として十分にすばらしい1冊なのです。 家族のためにお料理をする喜び、工夫を重ねる知恵、などふだんわたくしが忘れがちなことばかりなのに、反省させられることしきりです。 本当にいろいろな意味でわが身のためになる2冊と出会えましたことは、心からのよろこびでございますとともに、しゅうとめと同居でなくて良かったとほっとしますのは、まだまだわたくしの勉強が足りないせいでしょうか。 わたくしには、この辺が限界のようでございます・・・・・・ ほんと、ステキな本なんです。 わたしはこの通りにはできないし、今とはずいぶん違うこともあるんですけど。 でも、一生持っていたい料理本です。 なんと、わたしが生まれる前に発刊された本ですから・・・ 復刻版がでているようですので、機会があれば、みなさまもぜひ!
by reremimi
| 2006-01-24 21:34
| Japon
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