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あちこちひとめぼれ絵日記~un coup de foudre~

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2006年 01月 24日

ひとめぼれファイル #086 佐藤雅子さんの本

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私が、この佐藤雅子さんの”私の保存食ノート”と”私の洋風料理ノート”を知ったのは、
ある雑誌でわたくしの大好きな料理家の高山なおみさんが、
心に残る料理本として、紹介されているのを目にしたことからでした。
縁というものを感じますのは、このようなときでしょうか。
わたくしの勤め先の近くに古本屋さんがございます。
いつもは、男性向けの雑誌が多いため、なかなかに近寄りがたい雰囲気なのですが、
ふと店先のワゴンに目をやると、あの2冊が・・・
あまりの偶然に我が目を疑いましたが、迷わず手に取り、お会計を済ませると、
¥200-とのこと。家計を預かる主婦といたしましてはうれしい限りでございました。

体の調子の良くないときの楽しみといえば、読書に尽きることと思います。
読み進みますと、
   ・・・何度作ってもしゅうとめの気に入るようなものができず、落ちる涙がパイ皮の上にガラス玉のように光ったこと・・・
など、美しい文章が続くのでございます。
わたくしのように、花粉症で鼻水が落ちそうになっただとかとは、まるで、月とすっぽんのような違いでございます。
実を申しますと、まだこのレシピではお料理をしたことがないのですが、お料理をせずとも、
読み物として十分にすばらしい1冊なのです。

家族のためにお料理をする喜び、工夫を重ねる知恵、などふだんわたくしが忘れがちなことばかりなのに、反省させられることしきりです。

本当にいろいろな意味でわが身のためになる2冊と出会えましたことは、心からのよろこびでございますとともに、しゅうとめと同居でなくて良かったとほっとしますのは、まだまだわたくしの勉強が足りないせいでしょうか。
わたくしには、この辺が限界のようでございます・・・・・・

ほんと、ステキな本なんです。
わたしはこの通りにはできないし、今とはずいぶん違うこともあるんですけど。
でも、一生持っていたい料理本です。
なんと、わたしが生まれる前に発刊された本ですから・・・
復刻版がでているようですので、機会があれば、みなさまもぜひ!

by reremimi | 2006-01-24 21:34 | Japon


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